004 オルル・ミロット

オルル・ミロットは目を閉じた。 9年前の6月24日、バロバロという生き物の鳴き声の美しさに感銘を受け、今でも聴き入りつづけている。
オルルは頭の突起物を通して、その記憶を半径9メートルの範囲に送り続けている。

その記憶を受けとった生物の口内には、独特の酸味と甘さが広がるらしい。

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