014 沼地の”視ている子”

”視ている子”は、霧ふり沼の底をいつも視ている。

そのため”視ている子”と呼ばれている。

触覚が光るのを見た者や、くしゃみをしたときに沼が激しく揺れたのを見た者もいる。また、”視ている子”が見ていない瞬間を見た者もいる。

森のみんなが”視ている子”を見ているのに、”視ている子”が何を視ているかを知る者はいなかった。

👾
...